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ヴァリャーグ (空母) : ウィキペディア日本語版 | ヴァリャーグ (空母)
ヴァリャーグ(ヴァリャーク、〔艦名の仮名表記は一定せず、「ヴァリャーグ」「ヴァリャーク」の他、「ワリャーク」(朝日新聞)、「ワリヤーグ」(『世界の艦船』)、「ワリャーグ」(時事通信社)、「ワリヤーク」、「ワリャク」(産経新聞)などがある。〕)は、ソビエト連邦(以下、ソ連)で設計された航空母艦である。ソビエト連邦海軍(以下、ソ連海軍)では重航空巡洋艦()に分類され、1143.5設計重航空巡洋艦(「アドミラル・クズネツォフ級航空母艦」)の事実上の2番艦である1143.6設計重航空巡洋艦〔、ピリオドは表記されない場合(11436)もある。〕を構成する唯一の艦であった。 ソ連崩壊後、ロシア海軍が保有権を放棄しウクライナ海軍に編入されたが完成せず、廃艦となった。未完成の艦体は中華人民共和国(以下、中国)へ売却され、「遼寧」となった。 == 艦名 == 起工時の予定艦名は「リガ」()であったが、1990年6月19日付けで〔、ロシア語でヴァイキングを意味する「ヴァリャーグ」に改名された。この名を持つ艦はロシア海軍・ソ連海軍を通じて3代目で、初代は日露戦争で自沈した1等巡洋艦「ヴァリャーグ」である〔後に引き揚げられ、日本海軍に宗谷として編入。〕。2代目は太平洋艦隊に所属していたキンダ型ミサイル巡洋艦で、1990年4月に除籍された。また、本艦がウクライナの管轄となった後の1996年2月、太平洋艦隊のスラヴァ級ミサイル巡洋艦「チェルヴォナ・ウクライナ(赤いウクライナ)」が「ヴァリャーグ」に改名された。
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